空飛ぶ映画レビュー

主に新作映画の感想を綴ります。

9月に鑑賞した映画ランキング ベスト5

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みなさんこんにちは空飛ぶ人です。

10月ももう中旬で今更感が凄いですが、9月に鑑賞した作品を振り返りもかねてランキング形式でご紹介しようと思います。ただのアラサーが何様だって感じがありますが、お許しください・・・。9月公開・鑑賞した作品は当たりが多かった印象です。
まだギリギリ劇場公開している作品もありますので、参考にしていただけたら幸いです!

では行く!

 

9月に鑑賞した作品

僕が9月に映画館で鑑賞した作品は下記11作品です

  • 青くて痛くて脆い
  • Reframe THEATER EXPERIENCE with you
  • 宇宙でいちばんあかるい屋根
  • チィファの手紙
  • 窮鼠はチーズの夢を見る
  • インターステラー
  • クレヨンしんちゃん ラクガキングダム
  • TENET
  • 喜劇 愛妻物語
  • ミッドナイトスワン
  • マティアスアンドマキシム

ランキングベスト5

第5位『ミッドナイトスワン』

バイアスがかからないうちに初日に観て、初日に感想書いておいて良かったなと思います。(苦笑)

主人公をトランスジェンダーの女性と設定した以上、色々言われてしまうのは想像できたことなんじゃ・・・と思いますが、「先入観なしに観て欲しい。その上で感想なり批判なり言ってくれ。」という監督の思いは理解できます。

何もそこまで悲惨にしなくてもと観ていて思いましたが、剥き出しで提示してくる心意気というか、胸ぐら掴んで観客に向かってくるパワーに押された映画でしたね。

熱量で行けば9月に観た映画の中ではトップだったかもしれません。

LGBT映画としても極端な描き方ではありますが嘘はないわけで、問題提議の1作としてはありなのではないでしょうか。

あと、この記事だけ普段の10倍くらいの方が読んでくれたので、草なぎくんのファンってすごい熱量だなと・・・。

第4位『TENET』(IMAX版)


ノーラン最新作『TENET テネット』US本予告2020年9月18日 ─ 時間を戻せ、世界を救え

「シネコンを揺らす騒音超大作!」と自分の中で冠つけてます。隣のスクリーンで上映してると、「地震?」と思うほどに爆音のせいで座席が揺れる・・・。特に邦画を見てると、BGMかな?と思ってたら隣のスクリーンから漏れるTENETの音楽だったりってことが多いですね・・・。

あまりの「分からなさ」に、本作は感想を記事にしていません!!

「難解」と言われる本作ですが、逆行についてあんまり深く考えずに見れば、割と「スパイミッション+ロマンスあり」の大作映画として楽しめました。
オーケストラのチューニングシーンから始まるってのがおしゃれだな〜と思います。焦燥感を煽る音楽もめちゃくちゃよかったですね。通勤時iTunesで聴くと自分も世界を救うミッションに出かけている気分になれます。

概ね楽しく見られましたし、この時期にこの規模の大作をやってくれたこと自体ありがたかったのですが、如何せん「逆行」のシステムがいまいち分からず、「あれ。これって逆行してる時に巡行の人に撃たれても死なないのかな?」とか考え出したらこんがらがってしまい、途中から考えることをやめました。
考えるのをやめたせいで、クライマックスの挟み撃ち作戦はもう何が何やら状態。ドンパチやってるけど、「誰と戦ってるんですっけ?」と思いながらドキドキハラハラもせず。あと、オチについても壮大なボーイズラブを見せらた感覚で、「めちゃくちゃ硬派な面構えしといてエモすぎでしょ〜〜!!」と思ってしまいましたね。

4位にしたのは私の知的レベルの問題かもしれません。回転寿司以上の寿司を食べさせられても「美味しいけど、違いがわからない」的な。

ただ、ジェット機追突映像や、セーリングのシーンは、文脈関係なしにとても豪華だし迫力満点で楽しいのでぜひIMAXで観られる人は観て欲しいなと思います。

第3位『チィファの手紙』

どうしても『ラストレター」と比較してしまい上記の記事もそれに終始していますが、単純に素晴らしい群像劇だったなと思います。愛する人の死や、困難が立ちはだかり、立ち止まってしまいそうになる背中をそっと押してくれる作品です。

岩井監督ってあまり自分の主張とかを映画に込めないタイプの監督だと思っていましたが、「リップヴァンウィンクルの花嫁」あたりからなんだか様子が変わってきた印象です。

次回作は、感傷的なところから飛び出して、全くちがうタイプの作品が観てみたいなと思います。

第2位『窮鼠はチーズの夢を見る』

3位か2位か迷ったのですが、挑戦的でありながら、恋愛エンターテイメント映画としての完成度がめちゃくちゃ高いと思ったのでこちらを2位にしました。

上記の記事には書いていませんが、主演の2人を始め女性陣も統率のとれた演技で、訓練された舞台を観ているようでした。行定監督の適切な演出があったのだと思います。

特に、大倉くんを巡っての、成田凌と元カノのキャットファイトは本当に見ものです。ゲイに容赦ないセリフや演出は他のLGBT映画ではあまり観られず、一歩先を行ったなという感じがしました。BL原作ゆえの強みかな。

女性だけではなく、異性愛者の男性陣もこの映画を肯定的に評価している人が多くてそれは意外でしたね。成田凌くんのビジュアルが可愛いので許せたんだろうな。

2020年の代表的な恋愛映画だと思います。

第1位『インターステラー』(IMAX版)


映画『インターステラー』特別予告 2020年9月4日(金)IMAX®にて緊急公開【2週間限定】

旧作ではありますが、あまりの衝撃体験だったので1位にしました。

TENET公開記念のリバイバル上映で鑑賞してきました。今までノーラン監督の作品は『メメント』『インセプション』しか観たことがないので、初『インターステラー』でかつ初IMAX体験でした。

IMAXって、ただスクリーンがでかいだけでしょ?と思っていましたが、いい意味で裏切られましたね。

座席が揺れるほどの爆音と視界を占領するスクリーン。ロケット(?)の発射シーンでは「あれ?4Dだっけ?」と思うほどの臨場感が得られました。視界っぱいの宇宙の映像に、もうこれはアトラクションだなと、自分の中の「映画体験」がアップデートされました

単純に宇宙冒険ものとして観たことのない映像や、ダイナミックな各惑星の映像も楽しいし、何より非常にわかりやすい親子愛というものが軸にあるのでとっても観やすかったですね。AIロボとの友情も胸熱です。

4次元空間に閉じ込められた終盤はもう涙止まらなかったです。愛だけが時空を超えることができるものとして視覚化された映像に深く感動しました。

あまりの衝撃に家に帰ってNetflixで見返したのですが、キョトンとしました。全然ちがう映画じゃん!と。この映画は本当にIMAXでの鑑賞が初鑑賞でよかったなと思いました。

 

以上!

9月は本当に良作が多かったなと。ランキングに入らなかった「クレヨンしんちゃん」や、「青くて痛くて脆い」も本当に良かったので、気になる方は上映しているうちに映画館へ!!

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